信頼形成

AI導入の相談で最初に決めるのは、
予算レンジと「試す範囲」

公開: 2026年8月18日

「AIを入れたいけど、いくらかかるのか見当がつかない」。相談でいちばん多いのが、この費用の話です。

金額が読めないから相談しづらい。相談しないから金額がわからない。ここで止まってしまう会社が少なくありません。

結論から言うと、AI導入の費用が読めないのは当たり前です。業務に合わせたオーダーメイドだからです。ただ、予算を「段階」で考えると、一気に話が早くなります。この記事ではその考え方を説明します。

費用が読めないのは、内容が決まっていないから

AI導入の費用は「何を、どこまで自動化するか」で決まります。同じ「問い合わせ対応の自動化」でも、よくある質問に自動で答えるだけなのか、予約や顧客情報とつなぐのかで、作るものの量がまったく違います。

つまり、内容が決まる前に正確な金額は出せません。逆に言えば、内容を決める作業から始めれば、金額は自然に見えてきます

予算レンジは3段階で考える

当ラボでは、費用を次の3段階に分けています。金額は目安です。

  • 整理・診断(3万〜10万円) — 業務の棚卸しをして、AIに向く業務を費用対効果の順に並べます。ここで「やらない」と決まることもあります
  • 試作・PoC(20万〜50万円) — 実際に操作できる試作を作り、業務に当てて判断します。期間はおおむね2〜4週間です
  • 本開発(50万〜100万円) — 試作で効果を確認できたものだけを、運用に耐える形に作り込みます

大事なのは、最初から本開発の金額で考えないこと。いきなり100万円の判断をするのは怖いですが、「まず数万円で整理だけ」なら判断しやすいはずです。

「小さく試す」が失敗しにくい理由

システム導入の失敗でよくあるのが、大きく作ってから「現場で使われない」と気づくパターンです。作り直しは効きません。

試作を挟むと、この失敗を数十万円の段階で止められます。試作を触ってみて「思っていたのと違う」とわかるのも成果のうちです。その場合は本開発に進まず、そこで止めることをおすすめしています。

相談の前に用意しておくと早いもの

正式な資料は要りません。次の3つが頭にあれば十分です。

  • いま一番時間を取られている作業は何か
  • その作業をいま何でやっているか(紙・Excel・アプリなど)
  • いつごろまでに変えたいか

この3つが揃うと、初回の相談で「どの段階から始めるか」まで話が進みます。相談フォームの項目もこの3つに沿って作ってあります。

補助金は「使えたら使う」の順番で

AI導入に使える補助金はありますが、補助金ありきで内容を決めると、業務に合わないものを作ってしまいがちです。

おすすめの順番は、先に「効果が出る業務」を決めて、その内容が補助金の対象になるなら使う、という流れです。使える制度がある場合は相談時にお伝えします。

業種ごとの具体的な進め方は、不動産理美容・店舗士業のページにまとめています。操作できるデモは事例・デモからどうぞ。

いまの業務の話から始めましょう

要件が固まっていなくても大丈夫です。困っている作業を伺いながら、どの段階からがよいかを一緒に整理します。

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